▼奇妙な光景を見た。
自衛隊員が機動隊に命令を発する。
▼3週間程前、知人から「自衛隊と警察が合同訓練するから、見に行く?」
と電話があり、即答で「行く」。
そして、1週間前、自衛隊信太山基地より「半長靴を用意するのでサイズを教えて欲しい」
との電話を受け、私は「半長靴?現場まで車で行くのでは?」。
▼当日、車でまず、山中にある野営地へ。
到着すると、連隊長の川原大佐がにこやかに出迎えてくれた。
そこから、急勾配の山道を枯葉に滑りながら、訓練場所へ向かう。
「ぜーぜー。疲れた。おまけに寒空の中、汗びっしょり。
紅葉を楽しむ余裕も無いな。」
訓練場所の岩山では、自衛隊が機動隊に降下訓練を行っていたが、
自衛隊員の胸と肩には誇り高い「レンジャー」章。
レンジャーは自ら育てた鶏を食料として携行する。
それは、自らをそして、国を守るために引き金を引くのに、一瞬でも躊躇しないためである。
▼「機動隊・消防は搬送者を背負い降下することが最終目的。
しかし、我われ自衛隊は、それが目的ではなく単なる移動手段」
「しかし、ロープワークや装備は消防レスキューの方が一段上で、我われも学ぶべき事が多い」
そして、川原大佐が降下の見本を見せてくれた、が、早い!
カメラのピントを合わせるまもなく、降下。
▼下山したところ、消防レスキューが到着。
「最近、中高年の登山人口が増えたが、それに連れ遭難者も増えた。このような訓練は欠かせない」
気が付くと紅葉の中、回りは「自衛隊の迷彩色、機動隊の濃紺、消防のオレンジ色」。
現場レベルでは、有事や災害に備え、統合運用の訓練が既に行われている。
どこぞの首相のように「朝が早いから」、「なんせ、初めてなもんで」とボケた発言をしている間に、
多くの生命が失われる。
あの時、あの首相は、間違いなく『人殺し』であった。
▼隊員の食事を見るとかなりの高カロリー。
ま、あれだけの訓練をしていれば当然か。
それにしても、隊員の足下を見れば、貧弱な半長靴。
自衛隊も予算削減のあおりを受けているようだが、靴は重要な装備の一つである。
隊員は自費で高機能の靴を買っているそうである。
▼政府がどうであれ、世論がどうであれ、彼らは雨の中、黙々と自己研鑽し、有事に備えている。
その姿は頼もしくもあり、美しい。
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コメント
投稿者: Kankyo Fuzen | 2006年11月28日 17:15