西村真悟 論文紹介
掲載雑誌:月刊ウイル 2012年1号 巻頭28ページ
発行所:ワック株式会社
コラム名: 国家再興の秋(とき)
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【論文抜粋】
わが日本に「国家の再興」について語り、それを実践する秋(とき)が来ている。
なぜなら、そうしなければ、わが国家は存続しえないからである。
つまり、国家の生き残りのために、いまこそ日本の「再興」が必要なのだ。
ワシントン在住の国際政治アナリスト・伊藤貫氏に聞いたが、
アメリカのある国際政治学者によると、過去二世紀の間に五十一ヵ国が
消滅しているので、国家の死亡率は二四%であるという。
これはかなり高い死亡率といえる。
わが日本も、国家消滅という危機と無縁ではない。
したがって、我々が責任ある国民であらんとするならば、常に祖国のサバイバル、
存続に取り組み続けていなければならない。
思えば、明治維新も、国家の存続のために実行された。
これにより、わが国は幕藩体制から脱却して近代国家に「再興」された。
そうしなければ、当時の国際状況のなかで、わが国は存続できなかった。
そして、いま再び、「国家の再興」の秋が来ている。
では、今度は何処から脱却して「再興」するのか。
それは、戦後体制からの脱却だ。
我々は、戦後体制から脱却して、「国家」を取り戻さねばならないのだ。
そうしなければ、日本は存続し得ない。
そこで、これから「国家の再興」を語るが、まず、「現在の欠落の本体」を確認し、
次に「わが国を取り巻く内外の情勢」を概観し、最後に「国家再興の要」を指摘したいと思う。
しかしこれは、わが国家の「根本規範」の再確認という次元に至ってはじめて為しえることである。
ゆえに、戦後体制からの脱却は、明治維新に比肩(ひけん)する国家の再興だ。
明治維新もわが国家の形、すなわち国家の根本規範を確認し、王政復古として実行された。
王政復古の大号令のあとに発せられた「五箇条のご誓文」の末尾に曰く、
「我国未曾有(みぞう)の変革を為さんとし、朕躬(ちんみ)を以って衆に先んじ、
天地神明に誓ひ、大いに国是を定め、万民保全の道を立てんとす。
衆亦此趣旨に基き協心努力せよ」。
これはわが国の国体を明確にしたものといえる。
ところで、明治維新を成し遂げた有名無名の人士は、命を賭けた。
幕藩体制は彼らの命を奪おうとした。
同様に現在、戦後体制から脱却し、国家の「根本規範」を再確認しようとする者は、
戦後体制から「右翼反動」のレッテルを貼られて政治生命を奪われる危機に遭遇する。
このことを覚悟しなければならない。
したがって、戦後体制からの脱却のためにこれから語ることは、
いままで「右翼反動」として封印されてきたことである。
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コメント
投稿者: 尾山 和照 | 2012年04月24日 00:17